毒親からかけられた洗脳を意識するまで

毒親・アダルトチルドレン

私の父親は定職につかず酒を飲んでは暴れ、
働いている母から搾取した生活資金を株に投資して溶かすというどうしようもない人でして、私が生まれた時からお金に余裕のない家庭でした。

父親は無職でアルコール依存症。
夫婦仲は最悪でいつも喧嘩ばかり。
貧乏で心も貧しい。

そんな家の問題を解決するのは私なんだと、いつのまにか思い込んでいきました。
家の問題をどうにかすれば父も母も仲良くしてくれる。
家の中が辛い・褒めてほしいという子供の頃からの私の気持ちもわかってくれる。

私がしっかりすれば、我慢すれば良いんだと、親のために何が出来るかばかり考えていました。

しかしそれは間違いでした。

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洗脳してくる毒親は子供の献身には気づかない

親の要求に応えても応えても家の中は荒んだままで、私は常にひとりぼっち。
両親は自分のことに精一杯で、子供がどれだけ気を遣っているかなんて想像もつきません。
しかも私が成長するにつれ、両親の「構ってちゃんレベル」がどんどん上がって行きます。
私も私で家や親の責任を背負い過ぎてしまい、親と子供の立場は逆転していました。

「あなたの方がしっかりしてるからお父さんの世話やってよ」と母に言われ、酒で失敗した父の介抱をし、父親からは「他の家庭はみんな子供が親のために働いてるんだ。子供が金を稼いでくるのは当たり前」と根拠のないことを言われながら、親のために働く。

私が我慢すれば。
私が頑張れば。

根底にあるのは
「親から認めてもらいたい」という願い。
「家を安全なものにしたい」という願い。

しかしそれがどうやら叶わないと知った時、「私が今まで頑張ってやってきた意味はなかったんだ」と、親から長年かけられてきた洗脳にようやく気づいたのです。

でも、毒親の洗脳に気づいたら気づいたで、今まで以上に心が苦しみました。

どうして私のことをわかってくれないのかというやるせなさ。
癖付いてしまった必要以上の義務感。
親を見捨てることへの罪悪感。

「こんなに葛藤しないといけないのならもう私が我慢するわ面倒臭い!」と思って何度も毒親からの脱出を諦めかけました。

毒親の願いを叶えるのが私の使命では無い

まわりの同級生は外国旅行へ行ったり、新しいことを始めたり、はたまた結婚したりと、いわゆる「ごく自然な人生の経験」を積んで行く中で、私は10年前とほとんど同じ経験値・価値観で、年だけ取っているような感覚になりました。

私はずっとこのまま、何も信用出来ない毒親と一生付き合って、毒親に期待してその度裏切られ、閉鎖的な家の中で年を取っていくのか?

想像してぞっとしました。

毒親のために生きるのは嫌だ。
そのためには行動を起こそう。
自分のために。

私の生きる意味が始めて固まった気がしました。

毒親の洗脳から逃げたいけど、罪悪感や苦しみを持っている人へ

私がこういう考えに至れるようになったのもつい最近のことです。
毒親のことは嫌だけど、家の問題を解決するために「私が毒親をなんとか変えよう」とずっと思ってきました。
ただ、そのために自分の時間を使うのはあまりにももったいない。
毒親の顔色を見たり気を使ったり自分を押し殺したり、私たちは今までもう充分頑張ってきたはずです。

これからは、その頑張りを自分の方へ向けてみませんか。
少しでもその気が湧いたらしめたもの。
すると毒親からの脱出は加速度的に進んでいきます。

一方で、罪悪感や、思い通りにならないもどかしさとの葛藤もしばしばあると思います。

でも自分のための人生を意識すれば、行動も伴っていきます。
例えば、やりたくても毒親から言われて止められていたことや、やりたかったことを少しだけでも試してみる。はじめは誰に言うでも無くこっそり始めるでもいいと思います。

私はゲームが大好きなのですが、初めの頃は「自分の時間を作っている自分」に罪悪感が募り、いくらゲームに時間を費やしてもちっとも楽しくありませんでした。
なので、初めは2時間と区切って「これは自分の時間をつくるためにやっているんだ」「これは今日一日頑張った自分へのご褒美」と繰り返し自分に言い聞かせてやっていました。

行動を繰り返していると、自分の心の中の「毒親に洗脳され毒された部分」がだんだん減っていきます。
時間は掛かるかもしれませんが、少なくとも毒親に振り回され続けている今よりは、確実に減ります。

少しでも生きやすい人生にする。
毒親からかけられた洗脳を意識出来ただけで、まずは大きな一歩です。
自分の人生が必ず生きれるようになると、私は信じて生きています。

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