【アダルトチルドレンの特徴】何が辛くてどうすればいいのか

毒親・アダルトチルドレン

親や家の問題を抱えている人は、本やネットでいろいろ調べているうちに「アダルトチルドレン」という言葉に行き当たっていると思います。
私も、この言葉を知ったきっかけは確かネットで父親のアルコール依存症についての解決法を調べている時だったと思います。

アダルトチルドレンとは

元々は「親がアルコール依存症の家庭で育ち成人した人」を指す言葉でした(Adult Children of Alcoholics)
そこから派生し、今では「親からの虐待、両親の不仲など、子供に悪影響を与える家庭環境で育ち、成人してもなお精神的悪影響・トラウマを持つ人」のことを指すようになりました。

人間として初めて経験する「家族」というコミュニティの中で、安心した生活を送れず親に十分甘えられなかったり、子供らしく自由にふるまえない子供は、ここなら何をしても大丈夫という場所=安全基地が無いので、自分の言動に自信を持つことが出来ず、親の言動が自分の評価になってしまいます。
親が喜べば自分は認められたと思う。
親が怒れば自分に非があると思い落ち込む。

そして、自分自身が今以上に傷つかないために様々な手段で生き延びようとします。
親の顔色を伺う。
親の雰囲気を常に読み、自分のせいで不都合が起きないように気を張る。
自分の感情を殺し、親が機嫌を損ねないようにひたすら我慢する。

そんなことをやりながら生き抜き、大人になったアダルトチルドレンは、対人関係や自己の人格に何かしら問題を抱え、コミュニケーションを取るのが下手だったり、感情の処理がうまくできなかったりと、社会生活で生きづらさを感じつづけるようになります。

私がアダルトチルドレンという言葉を知る前

私の場合、アルコール依存症の父親の世話や相手をしていたことから、親と子の役割が完全に逆転していて、自分が父親や母親に甘えるということは決して許されなかったし、それをやったら恥だとさえ思っていました。
「自分がしっかりすれば親は安心し家庭は安定する」という気持ちと「こんなろくでもない親に甘えたら自分はさらに底辺の人間になってしまう」という複雑な感情が入り混じって、いかに一人で問題を解決するかを考えて生きていました。

親から暴言を吐かれたり面倒ごとに巻き込まれるたびに、何事も失敗せず完璧にやり、波風立たないようにすることで、嫌な思いから回避していたんですね。
自分を滅して周りの問題を速やかに解決することに心を砕きました。

で、その評価軸は結局親だったんです。

問題解決が上手くいって親から褒められると認められたような気分になり、親からなじられると「こんな親に偉そうに文句いわれるなんて恥だ。ぐうの音も出ないほど完璧にしてやる」と一人で頑張る。
矛盾しているんですが、どちらにせよ親の判断で自分の善し悪しが決まるという状況になっていました。
…きっと私の存在を認めてほしかったんだと思います。

おかげで我慢強い人間にはなったけれど、親との信頼関係を作れなかったことから、他人をも信用することがまったく出来ず、全部自分で問題を抱え込んで一人で解決しつづけてきました。

でも年を重ねるにつれ、一人で解決できないことが当然たくさん出てきます。そんな時に「一人で解決できない=私は役立たずだ」という思い込みが強くなり、自分ですら信じられなくなって来るんですね。

自信をなくすと他人の言動に左右されます。自分の判断に自信が持てないし、他人に振り回されて気をつかうのもしんどい。
だんだん他人と関わる事が嫌になって、人間関係をリセットしてどこかへ逃げたくなります。

子供の頃から親に認められず、自分らしく生きることを許されなかったことが、大人になってからもこんなに自分の心に影を落としてしまうんだ、とショックを受けました。

親への反発はアダルトチルドレンからの回復には至極当然のことだと思う。

こんな風に悩んでいろいろ調べて行くうちに、アダルトチルドレンという言葉を知り、生きづらさの仕組みを知ったんですが、知ったおかげで次は今まで抑えていた親への猛反発が起きました。

なんであの時守ってくれなかったんだ。
私を認めてくれなかったんだ。

でもそんな感情もごく自然なことで、
自分らしく生きるための必要なプロセスだと思っています。

こんな話題を出すと事情を知らない人から「大人のくせにいつまでも親のせいにして」なんて言われることがあるんですが、子供の頃に我慢し続けて親のせいに出来なかった分が回ってきたに過ぎなくて、成長していろんな知識を得て、あの頃感じた理不尽さ、不可解なこと、子供の心では処理できなかった仕組みを理解できるようになったから、初めて親のせいに出来たんです。

だからそんな周りの言葉で自分の感情を押さえ込んだり、「親のせいにするのはよくないのかな」なんて罪悪感を持たなくても私はいいと思っています。

アダルトチルドレンと自覚した後は

アダルトチルドレンは不健全な家庭の中で自分の心が壊れないように一生懸命頑張って生きてきた人たちです。
精一杯親のせいにして、これからを自分のために生きても良い。

  1. あの頃私が生きづらかったのは親の責任だ。
  2. そう思えたら、次は自分がこれからを生きていくすべや責任を「自分の力」で考えていく。自分で自分を癒せる「安全基地」をつくっていく。
  3. 最終的に、他人の軸で生きない自分・他人を尊重できる自分になる。

こういう風に考えを少しずつレベルアップさせていくと、自ずと生きづらさの解決につながっていくのではと思います。

私は2番の段階。正直、自分で「こころの安全基地」を作るのはなかなか辛いです。すぐ闇の世界にぶり返してしまうし。。トライ&エラーを繰り返していきながら、粘土で少しずつ形作るように作っていくしかないです。諦めずに。

克服までは長い道のりですが、誰だって幸せになる権利はあります。アダルトチルドレンとして生きてきた自分にとって一番大事なのは、自分自身を見捨てないことなんじゃないかなと、思います。

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